今回は、私ハマの生い立ちとともに、自己紹介をしていきたいと思います。
美容との出会い
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高校1年生のときに初めて美容室に行きました。
おしゃれに敏感な時期で、今思うと1番自分の髪型にこだわっていた時期だったかもしれません。
中学時代の先輩が、その美容室で働いていたのもあって、美容師の仕事に憧れを抱き始めました。
美容室でアルバイト
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高校2年になり、通っていた美容室でバイトを募集していたので、即応募。
週末の土日に美容室でアルバイトをさせてもらうことになりました。
当時の仕事は、床はき、掃除、タオルたたみ、ポスティング(家のポストにチラシを入れて回る)などをさせてもらいました。
営業後には、先輩方にシャンプーを教えてもらい、服をびしょびしょに濡らしたのを覚えています。
本格的に美容業界に入る前に、仕事内容を体験できたのは良かったと思います。
美容学生時代
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1998年、関西の美容学校に入学。
当時バイトさせてもらった美容室の店長からは、美容学校は通信制で、すぐに働くことを勧められましたが、当時の私はまだ少し遊びたかったので、2年間美容学校に進むことを決めました。
美容学生時代は、少し高校の時に美容を経験していたこともあり、学ぶことよりも遊ぶ方に一生懸命になっていました。
最後の1年は、また美容室のバイトを始め社会人になる準備を始めましたが、結果的に有意義な2年間でした。
しかし私にとって予想外の出来事が2つ起きるのです。
カリスマブーム
1999年にフジテレビ系でシザーズリーグという番組が始まり、一気に美容師という職業が注目されました。
東京の有名美容師、いわゆるカリスマ美容師が注目を浴び、一次は高校生のなりたい職業の上位にランクインしていたほどです。
翌、2000年には木村拓哉さんのビューティフルライフが放送され、美容師人気にさらに火をつけたのです。
その結果、ちょうど同期入社組は大量に増え、美容師=(イコール)おしゃれでカッコイイというイメージがついてしまいました。
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余計なことしやがってー。
と思っていたのを覚えています。
ベーチェット病発症
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2000年、当時バイトをしていた美容室に就職することになりました。
開業2年目の小さな美容室ではありましたが、当時のオーナーは厳しく熱心に指導してくれました。
数ヶ月たったころ、急に足が真っ赤に腫れ、歩くのも困難になりました。
いくつもの病院へ行くも原因が分からず、痛み止めでごまかしながら仕事をしていました。
次に片方の目が真っ赤に充血し、大きな病院で検査をしたところ、ベーチェット病であることが判明。
ベーチェット病は免疫疾患で、全身に炎症がおきるの指定難病です。
完治することはなく、薬を飲みながら一生付き合っていかなければいけません。
その後、喉に強い炎症ができ食事もとれなくなり栄養失調に。
無理して働き、仕事中に気を失い救急車で運ばれることも。
そのことが原因で1度美容師をやめて実家に戻ることを決意します。
入社して、1年半 2002年頃の出来事です。
普通こんなことがあると、落ち込んだり。悲観的になったりしそうですが、私は性格なのかそんなことは思いませんでした。
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ま、なんとかなるか。
と思っていたのを覚えています。
美容師に再チャレンジ
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2年ほどフリーターを経験し、もう一度美容師を目指すことにしました。
理由は2つ、
美容師復帰の理由
- 美容学校代の元を取っていない
- 結婚した
という理由です。
美容学校代の元を取っていない
1つ目は、せっかく美容学校へ行ったのに元を取っていない。
という、考えからです。
ありがたいことに、美容学校代は親に出してもらっていたので、
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親に申し訳ない。
と、思ったのが理由です。
逆に自分で美容学校代を出していたら、やめていたかもしれません。
そういう意味では、親に感謝ですね。
結婚した
ちょうど同じ時期に、結婚したことも美容師復帰の大きな理由です。
やはり、一人の身ではなくなったので、しっかりしないといけません。
結婚という決断と同時に、美容師復帰を決めれたのは、奥さんに感謝です。
片目を失明
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2006年頃、ベーチェット病の目の症状が悪化。
徐々に右目の視力が低下してきました。
飲み薬や、目薬を増やすも右目の視力は完全になくなりました。
ここでも、私は悲観的な感情は全くいだきませんでした。
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まだ、片目が見えるからいいっか。
っていう感じです。
正直、今もそうですが、片目がしっかり見えていれば、日常生活に支障はあんまりありません。
しいていうなら、
右から突発的に現れるものに気づきにくい。
くらいです。
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何とかなります。
スタイリストデビュー
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2007年頃、27歳頃だと思います。
やっと本格的にスタイリストデビューしました。
かなり遅咲きなデビューだと思いますが、あまり後悔はしていません。
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何なら、片目が見えなくなって、スタイリストになったので良かった。
くらい思っています。
店長就任
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2010年、30歳で店長に就任。
以前からチーフという役職にはついていましたが、店舗移転とともに店長に就任しました。
当時のスタッフは5人、日中はスタイリスト、営業後は店長業務と多忙ながら充実した毎日を過ごしていました。
今ではあり得ない店長会議
当時は、毎週火曜日に店長会議が行われていました。
8時に集合して、
店長会議
- 社長発言
- マネージャー発言
- 各店発表
- フィードバック
- 連絡事項
このような内容で行っていました。
当時は約10店舗あるので、全部の店舗の話をし終わるころには、12時を回っていた気がします。
最長で、朝方3時の時も、、、
今思うと超ブラックですが、当時はその後ご飯に行ったりと、それなりに楽しかったです。
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もう若くないので、できないですが。
独立を意識
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2015年頃、店長を5年もやると、さすがに独立願望が出てきます。
そのころには、他の店舗の店長・チーフら幹部も意識し始めたのか、退職→独立が相次いで起こります。
さすがの自分も、
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このままで、いいのか?
と、思い始めます。
社長に思いきって、相談すると、
「5年後に店舗を買わないか?」
という、店舗売却の話をされます。
この時点で、じぶんは35歳、5年後は40歳
- 今一人で一から独立
- 5年後スタッフ・お客様ありで独立
この2択に非常に悩みました。
結果的に今のスタッフと一緒に働きたかったという理由が大きく後者を選択しました。
腸に穴あき、緊急手術→長期離脱
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2019年12月、朝起きるとびっくりするくらいの腹痛!
以前から、ベーチェット病で腸の調子が悪かったりしてたのですが、
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先日のタイヤ交換で、筋肉痛になったのかな?
くらいにしか思っていませんでした。
夕方、熱も出てきたので、早退し、病院へ。
検査をするたびに、病院スタッフの態度が怪しくなる。
そして先生が、
「腸に穴が開いてますね。今から緊急手術です。」
と、
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繁忙期の12月にやってしまった。
と、
そして、それから完治するまで、3回の入退院を繰り返すのです。
それと同時に、コロナ禍が始まり美容室の売り上げも一時不安定になりました。
正直、このお腹の手術とコロナ禍が起こった時、
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独立してなくて、よかった。
と、思いました。
念願の独立
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そして、2021年の初めに、店舗・スタッフ・お客様そのままで、経営権を譲渡して頂きました。
それなりの費用はかかりましたし、自分の思い描いた店を作るという店舗設計の経験はできませんでいたが、後悔していません。
大切な、スタッフ・お客様に、ご迷惑かけずに独立できたのですから、万々歳です。
独立してからがスタート
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大体美容師さんは、独立をゴールとしている人が多い気がします。
「こんな店を作りたい。」
や、
「こんな薬剤を入れて、お客様を満足させたい。」
と、、、
私は、美容師を辞める為に経営者になりました。
矛盾しているようですが、美容師は、35歳の時点でやり切ったと思っています。
今はまだ、現場で働いていますが、
- 他に色々な経験がしたい
- 美容師だけの人生は嫌だ
- 年を重ねると現場はつらい
このような理由で、美容師は辞めたいと思っています。
とはいえ、現状経営初心者なので、まずは美容室経営を楽しみたいと思います。
それでは。