こんにちは。
北陸地方で小規模美容室を経営しているハマです。
美容室では、飲み物を出すのが常識でしょう。
朝礼、終礼きっちりやらないとね。
私の経営している美容室では、どちらもやっていませんよ。
ということで今回は、今まで常識とされてきた美容室の習慣でやらなくても売上が下がらないことについて解説していきます。
私が経営している美容室は3年経ちますが、無駄なことを省きながら、売り上げは一定数維持しています。
参考まで読んでみてください。
美容室の常識でやってないこと
私の美容室では、美容室では当たり前にやっていることをいくつかやっていません。
それは、
- ホットペッパービューティー集客
- 紹介、新規値引き
- 従業員による個人集客
- お飲み物の提供
- 掛け持ち
- 説明、押し売り
- 明るい接客
- 目標、ノルマ
- ミーティング、朝礼、終礼
- 早朝、残業、レッスン
- 勤務時間、休日の縛り
このようになります。
詳しく説明しますね。
集客に関してやってないこと
集客に関しては、
- ホットペッパービューティー集客
- 紹介、新規値引き
- 従業員による個人集客
このようなことはやっていません。
というか、厳密には以前はやっていたこともありますが
やめても売り上げに変化がなかったことです。
1つずつ解説しますね。
ホットペッパービューティーをしない
美容室の集客といえば、ホットペッパービューティーを思い浮かべるかもしれませんが、当店では活用していません。
理由は、
- 費用対効果がなかった
- 再来率が悪かった
- 他の集客手段を持っている
と、いった理由です。
ホットペッパービューティー集客をしないメリット
ホットペッパービューティーをしないと
- 予約のブッキングがなくなる(他のPOSシステムを使っているので)
- 掲載料が要らない
- 自己集客力が上がる
このようなメリットがあります。
ホットペッパービューティーをなくすためには、
ホットペッパービューティーをせずに新規集客をする為には、
- ホームページの構築
- ホームページ運用(ブログなど)
- 他のWEB集客の構築、運用
といった施策をしました。
おかげで費用対効果もとれて、再来率の高い新規様を集客できるようになりました。
紹介値引き、新規値引きをしない
美容室の集客といえば、紹介による新規集客や新規割引は当たり前かもしれませんが、当店ではしていません。
理由は、
- 来てほしくないお客様が来る
- 割引目当てのお客様が来る
- 常連様が良く思わない
と、いった理由です。
紹介値引き、新規値引きをしないメリット
紹介値引き、新規値引きをしないと
- 客単価が下がらない
- スタッフの疲弊がなくなる
- 常連さんの気分を損ねない
このようなメリットがあります。
紹介値引き、新規値引きをしないで新規集客するには、
紹介値引き、新規値引きをせずに新規集客をする為には、
- 来たいと思わせるような、ホームページの構築
- WEB集客の構築、運用
といった施策をしました。
その代わり、新規のお客様が3回来てくれるような施策はしていますよ。
従業員による個人集客をさせない
今や美容室の集客といえば、Instagramなど個人で発信、集客することが当たり前かもしれませんが、当店ではしていません。
理由は、
- 個人で集客できてしまうと退社、独立の可能性が上がる
- 集客の責任は経営者が負うべき
と、いった理由です。
従業員による個人集客をしないメリット
従業員による個人集客をしないと
- 退社、独立リスクが減る
- 従業員が暇していても気にならなくなる
- 自分の集客力が高まる
このようなメリットがあります。
従業員による個人集客をしないで新規集客するには、
従業員による個人集客をせずに新規集客をする為には、
- 自分で集客力を高める
- 来たいと思わせるような、ホームページの構築
- WEB集客の構築、運用
といった施策をしました。
その代わり、簡単な店舗のInstagram更新だけはお願いしています。
お客様に対してやってないこと
お客様に対しては、
- お飲み物の提供
- 掛け持ち
- 説明、押し売り
- 明るい接客
このようなことはやっていません。
というか、厳密には以前はやっていましたが
やめても売り上げに変化がなかったことです。
1つずつ解説しますね。
お飲み物の提供をしない
以前は、私の美容室でもお飲み物を提供していました。
しかも、10種類くらい、、、
しかしご存じの通りコロナ禍が始まり、お飲み物を提供をやめました。
10種類のお飲み物を提供していた私の美容室ですが、やめても美容室の売り上げに関係ありませんでした。
飲み物は、義務ではなく単なる付加価値です。
お飲み物の提供をしないメリット
お飲み物の提供をしないと
- スタッフの業務負担の改善
- 経費削減
このようなメリットがあります。
知り合いの美容室の経営者さんも、
飲み物の提供をやめるタイミングを逃した。
と言っているくらい、
しっかり考えてみましょうね。
お飲み物の提供をなくすためには、
令和6年3月現在、お飲み物の提供をしている美容室は、今さらやめるのは難しいかもしれません。
理由が見当たらないです。
- 新規開業
- 新店舗を開店
をする場合、最初からお飲み物の提供をしないでやってみるのが良いと思います。
お客様の掛け持ち施術をしない
お客様が増えて、予約がとれなくなると掛け持ち施術をしてしまうと思います。
私の美容室も以前は当たり前のように、掛け持ち施術をしていましたが、今はしていません。
理由は、
- お客様に待ち時間がでる
- スタッフが疲弊する
- 課題が動員か客単価か、分からない
と、いった理由です。
掛け持ち施術をやめるメリット
掛け持ち施術をやめると
- スタッフが施術時間を意識する
- マンツーマン施術で顧客満足度UP
- 課題が、動員なのか客単価なのかが明確になる
このようなメリットがあります。
掛け持ち施術をなくすためには、
売上を維持しつつ、掛け持ち施術をなく為には、
- 客単価アップ(値上げ)
- WEB(LINE)予約の徹底
- 追加メニューを受け付けない
- あえて席数を減らす
といった施策をしました。
おかげでスタッフ、お客様ともに満足度が上がりましたよ。
お客様に技術や商品の説明、押し売りをしない
美容室なら当然、新しいメニューや商品がでるとお客様に紹介したくなると思います。
私も以前は当たり前のようにしていましたが、今はしていません。
理由は、
- お客様は、望んでいないことが多い
- 話しやすい人(買ってくれそうな人)だけに話してしまう
- (アフターフォローがないので)再来率が落ちる
と、いった理由です。
ある美容室で、店販キャンペーンの後に再来率が下がったという話を聞いたことがあります。
本末転倒ですよね。
技術や商品の説明、押し売りをやめるメリット
掛け持ち施術をやめると
- 顧客満足度が下がらない
- 再来率が下がらない
- スタッフの負担が少ない
このようなメリットがあります。
技術や商品の説明、押し売りをやめるためには、
とはいえ、経営者としては新メニューや商品で売上を上げたいですよね。
そのためには、スタッフが説明や押し売りをせずに、お客様が勝手に買う仕組みを作る必要があります。
その方法は、
- ホームページ(ブログ)の活用
- 公式LINEアカウントの活用
- WEB(LINE)予約の徹底
このようになります。
おかげで欲しい人が勝手に買って、楽に売上が上がるようになりました。
明るい接客(無駄な会話)をしない
美容室なら当然、明るい接客を心がけると思います。
私も以前は、無理やり会話をしたりしていましたが、今はしていません。
理由は、
- お客様は、望んでいないことがある
- 自分を含め、従業員全員控えめな性格
- お互いにストレスがかかる
と、いった理由です。
明るい接客をやめるメリット
明るい接客をやめると
- 前回の会話をメモらなくてよい
- お互いのプライベートが守られる
- 隣の席のお客様を気にしなくてよい
このようなメリットがあります。
明るい接客をやめるためには、
とはいえ、全員が無言で仕事をしていても不自然ですよね。
そのためには、静かでも自然な仕組みを作る必要があります。
その方法は、
- 半個室を作り、お客様とお客様を分断する
- 書籍をたくさん置いて、静かでも自然な環境にする
- 客単価を上げて、上品な空間づくりをする
このようになります。
おかげで自分を含め従業員は、ストレスなく仕事ができています。
スタッフに対してやってないこと
スタッフに対しては、
- 目標、ノルマ
- ミーティング、朝礼、終礼
- 早朝、残業、レッスン
- 勤務時間、休日の縛り
このようなことはやっていません。
というか、こちらも厳密には以前はやっていましたが
やめても売り上げに変化がなかったことです。
1つずつ解説しますね。
目標、ノルマがない
美容室ならスタッフに対して、目標やノルマがあると思います。
以前はミーティングで、当たり前のように目標を決めたりしていましたが、今はしていません。
理由は、
- スタッフは、思った以上に数字に興味がない
- (上を見過ぎた目標を立てるため)大抵、達成しない
- 毎月目標に追われて疲弊する
- 目標設定は大抵、経営者の都合
と、いった理由です。
目標、ノルマ設定をやらないメリット
目標、ノルマ設定をやめると
- スタッフのストレスの軽減
- スタッフがやめない
このようなメリットがあります。
ざっくりと、これだけ売り上げてくださいね。
とだけ伝えています。(年に2回ほど、、、)
目標、ノルマ設定をせずに売り上げを上げるためには、
とはいえ目標、ノルマ設定をせずに売り上げを上げる仕組みを作らなければいけません。
その方法は、
- 経営者手動で、売上をコントロールする
このようになります。
話すと長くなるので、次回説明しますね。
ミーティング、朝礼、終礼はしない
美容室なら毎日の朝礼、終礼、毎月のミーティングはすると思います。
以前は大型店に勤めていたので、当たり前のようにしていましたが、今はしていません。
理由は、
- 朝礼、終礼はパートさんが多いので、出勤時間や退勤時間が違うため物理的に無理
- ミーティングで決めたとて、やらないことが多い
- 目標、ノルマがないので必要なし
と、いった理由です。
ミーティング、朝礼、終礼をやめるメリット
ミーティング、朝礼、終礼をやめると
- 無駄な時間が減る
- モチベーションに依存しない方法を考えれる
このようなメリットがあります。
ミーティング、朝礼、終礼をやめるためには、
とはいえ、なんにも報連相なしという訳にはいかないですよね。
通常の報連相の方法は、
- グループLINEで共有する
このようになります。
今のご時世、LINEがあれば報連相できます。
早朝、残業、レッスンはしない
美容室ならセット、着付けなどの早朝営業や残業、営業後のレッスンは当たり前のようにすると思います。
こちらも以前は大型店に勤めていたので、当たり前のようにしていましたが、今はしていません。
理由は、
- セット、着付けのメニューをなくした
- WEB予約が主なので、そもそも早朝、残業にならない
- レッスンしなくても、売り上げは上がるから
と、いった理由です。
早朝、残業、レッスンをやらないメリット
早朝、残業、レッスンをやらなくなると
- スタッフの負担が減る
- 光熱費の節約
このようなメリットがあります。
早朝、残業、レッスンをやめるためには、
とはいえ、美容師さんって、お客様にお願いされたら断れないですよね。
早朝、残業、レッスンをやめるためには、
- 電話予約をなくす
- WEB予約をメインにする
- レッスンしなくても売り上げが上がる仕組みを作る
このようになります。
究極は、セット用具や着付け室をなくすことです。
勤務時間、休日の縛りをしない
美容室なら勤務時間や休日の日数は決まっていると思います。
こちらも以前は大型店に勤めていたので、当たり前のようにありましたが、今はありません。
理由は、
- ほぼマンツーマンシステムで歩合給
- WEB予約が主なので、電話番がいらない
- お客様の予約がないときはすることがない
と、いった理由です。
勤務時間、休日の縛りをしないメリット
勤務時間、休日の縛りをしないと
- 空き時間は、自由になる
- スタッフは(自分も)、気軽に休みをとれる
- 精神的に余裕がです
このようなメリットがあります。
その代わり、自分も自由に休めるようになりました。
勤務時間、休日の縛りをしないためには、
とはいえ、売上が下がらないか心配ですよね。
勤務時間、休日の縛りをしないで売り上げを維持するためには、
- マンツーマンシステムにする
- WEB予約をメインにする
- 人がいなくても売り上げが上がる仕組みを作る
このようになります。
個人的に、ネットショップ売り上げがあるので安心してできています。
まとめ
今回は、今まで常識とされてきた美容室の習慣でやらなくても売上が下がらないことについて解説してきました。
勘違いしてほしくないのは、
今回解説したことを絶対にしなくてよい
と言っているわけではありません。
大事なことは、
- 今までの常識でやってきたことは、本当に必要か?
- それをやらなくても、すむ方法は無いか?
- 自分の思ったようにできないか?
と、疑問に思うことです。
今回解説してきた11個の項目は、自分が必要ないと思ったので実行したまでです。
ぜひ皆さんも、自由な発想で美容室を経営してみてください。
ではでは。