特化型カラー専門店経営者が語る!専門特化型美容室のリアルなメリット・デメリット

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ハマ
美容師、美容室経営者、WEBデザイナー、ブロガー
2000年~ 美容師
2021年~ 美容室経営者
2021年~ 自店の美容室ホームページ制作
2022年  ブログ100記事達成
2023年  月間5万PV達成
      通販売上、月間平均30万達成
2024年~ ホームページ制作業開始  

こんにちは。
北陸地方で小規模美容室を経営しているハマです。

経営者さん

特化型美容室って実際どうなの?

同業者の方や、これから独立を考えている美容師さんから、こんな質問をいただく機会が増えました。
ひと言で「特化型」と言っても、カット専門店、髪質改善専門店、そして私のようなカラー専門店など、その形は様々です。

今回のブログでは、特化型カラー専門店を経営する私の実体験に基づき、特化型美容室のメリットとデメリットを包み隠さずお伝えしたいと思います。

ハマ

特にメリットの部分では、私が日々実感している「特化型ならではの強み」を具体的にお話ししますので、ぜひ参考にしてください。

目次

【経営者が実感】専門特化型美容室のメリット

まずは、特化型美容室だからこそ得られるメリットについて、私の経験を踏まえながらご紹介します。

1. 「悩みを抱えたお客様」が集まりやすく、集客に繋がりやすい

これが特化型の最大の強みと言えるかもしれません。
一般的な美容室が「なんとなく髪を切りたい」「全体的にキレイになりたい」という幅広い層をターゲットにするのに対し、特化型美容室は「特定の悩み」を持つお客様にピンポイントでアプローチできます。

私のカラー専門店を例に挙げると、「ジアミンアレルギーになってしまった」「ヘアカラーで髪の毛が傷んでしまった」「ヘアカラーで、薄毛、白髪が増えてしまった」といった、カラーに関する深刻な悩みを持つお客様が多くご来店されます。

このようなお客様は、ご自身の悩みを解決できるサロンを積極的に探しています。
そのため、私たちが「カラーの専門家」として情報を発信し続けることで、まるで磁石のように自然とお客様が集まってきてくださるのです。

具体的には…

  • ウェブサイトやSNSでの専門性の高い情報発信:
    「ジアミンアレルギーでも安心なヘアカラーとは?」「髪と頭皮に優しい白髪染めの方法」「ダメージを最小限に抑えるヘアカラー技術」といった専門的な情報を発信することで、悩みを持つお客様の目に留まりやすくなります。
  • 口コミによる集客効果
    実際に悩みが解決されたお客様からの口コミは非常に強力です。
    「あそこなら、私のこの髪の悩みを分かってくれるはず」という期待感が、新たなお客様を呼び込みます。
  • 紹介の質の高さ
    お客様がご友人を紹介してくださる際も、「カラーで悩んでいるなら、絶対あのお店がいいよ!」と、具体的な悩みに紐づけて紹介してくださることが多く、ミスマッチが起こりにくいです。

「誰にでも当てはまる」ではなく、「あなたのための専門店」というメッセージが明確であるほど、お客様の心に響き、集客に繋がりやすいのが特化型の大きなメリットです。

2. 新規再来率が高い

特化型美容室は、新規のお客様がリピーターになってくださる確率、つまり「新規再来率」が非常に高い傾向にあります。
これには、いくつかの理由が考えられます。

期待値を超える感動体験

お客様は「この悩みを解決したい」という明確な目的を持って来店されます。
私たちが専門家としてその期待に応え、さらには期待を超える仕上がりや提案を提供できた時、お客様は大きな感動と満足感を覚えてくださいます。

「ここでしかダメ」という信頼感

一度、専門的な技術や知識に触れると、「次もここでお願いしたい」「他の店では不安」と感じてくださるお客様が多いです。
特にカラーは、髪の状態を見極め、繊細な薬剤選定や技術が求められるため、専門性への信頼はリピートに直結します。

悩みの変化に寄り添える

例えば白髪染めのお客様であれば、年齢と共に白髪の量や髪質も変化していきます。
特化型であれば、その変化に合わせた最適な提案を継続的に行うことができ、お客様との長いお付き合いが期待できます。

実際に私の店でも、初めてご来店されたお客様の多くが、その後も継続して通ってくださっています。
これは、私たちが提供するカラー技術やカウンセリングに価値を感じていただけている証であり、経営者として何より嬉しいことです。

3. 高単価を狙いやすい

特化型美容室は、専門性の高い技術や知識を提供するため、一般的な美容室と比較して高単価なメニュー設定がしやすくなります。

「安いから」という理由で選ばれるのではなく、「ここでしか受けられない価値があるから」とお客様に納得していただけるかがポイントです。

なぜ高単価が可能なのか?

専門技術への対価

カラーリング一つとっても、ダメージを最小限に抑える最新の薬剤知識、複雑な履歴を持つ髪への対応、デザイン性の高いカラー技術など、習得には時間とコストがかかります。
その専門技術に対して、お客様は適正な対価を支払うことに理解を示してくださりやすいです。

カウンセリングの価値

お客様一人ひとりの髪質、ライフスタイル、なりたいイメージを丁寧にヒアリングし、最適な提案をするカウンセリングも重要な価値です。
特に悩みが深いお客様ほど、この時間を重視されます。

価格競争からの脱却

地域に同じような美容室が乱立している場合、価格競争に陥りがちです。
しかし、明確な専門性を持つことで、他店との差別化が図れ、「安さ」ではなく「価値」で選ばれる存在になれます。

もちろん、ただ単に価格を高くすれば良いというわけではありません。
価格に見合う、あるいはそれ以上の価値を提供し続ける努力が不可欠です。
しかし、専門性を追求することで、お客様に喜んでいただきながら、サロンの収益性も高められるのは大きなメリットです。

4. お店を日曜日、祝日などに定休日にしやすい

これは、特化型美容室ならではの、少し意外なメリットかもしれません。
一般的な美容室では、お客様の来店が見込める土日祝日は営業するのが当たり前という風潮があります。

しかし、特化型美容室の場合、お客様にとって「替えがきかない存在」になることで、サロン側の都合に合わせた定休日設定がしやすくなります。

なぜ定休日にしやすいのか?

「あなたのお店でなければダメ」というお客様の存在

上述の通り、特化型美容室には「この悩みを解決してくれるのは、このお店しかない」と強く信頼してくださるお客様がいらっしゃいます。

お客様がスケジュールを合わせてくれる

そのようなお客様は、サロンの定休日を把握した上で、ご自身のスケジュールを調整してご来店くださることが多いです。
中には、「〇〇さんの施術を受けたいから」と、有給休暇を取得して平日にご来店くださる方もいらっしゃいます。

ハマ

実際に私の店でも、日曜を営業している時期がありましたが、お客様から「平日に休みを取ってでも来ます」という温かいお言葉をいただくことが多く、現在では完全に日曜日を休業しています。

もちろん、これはお客様との間に強固な信頼関係が築けていることが大前提です。
しかし、専門性を高め、お客様にとって唯一無二の存在になることができれば、美容師自身の働き方にも自由度が生まれる可能性を秘めているのです。

専門特化型美容室のデメリットと注意点

ここまで特化型美容室のメリットを熱く語ってきましたが、もちろん良いことばかりではありません。経営者として感じるデメリットや、注意すべき点も正直にお伝えします。

1. ターゲット層が限定されるリスク

専門性を打ち出すということは、それ以外のニーズを持つお客様はターゲットから外れるということです。
幅広いお客様に来店してほしいと考える場合、特化型は不向きかもしれません。

  • 市場規模の把握
    参入しようとしている特化分野の市場規模が小さすぎると、集客に苦戦する可能性があります。事前のリサーチが重要です。
  • トレンドの変化への対応
    特定の技術やスタイルに特化しすぎると、そのトレンドが廃れた場合に経営が厳しくなるリスクがあります。常に新しい情報を取り入れ、柔軟に対応できる準備が必要です。

2. 高い専門性と技術力が常に求められる

「専門」を謳う以上、お客様の期待値は当然高くなります。
その期待に応え続けるためには、常に技術を磨き、最新の知識をアップデートし続ける努力が不可欠です。

  • 学び続ける姿勢
    新しい薬剤、新しい技術、トレンドの変化など、学ぶべきことは尽きません。
    セミナーに参加したり、専門書を読んだりと、常に自己研鑽が求められます。
  • プレッシャーとの戦い
    「専門家なのだから、できて当たり前」という無言のプレッシャーを感じることもあります。
    そのプレッシャーを力に変えられるメンタリティも必要かもしれません。

3. スタッフ育成の難易度が高い

特化型美容室の技術や知識は属人的になりやすく、スタッフに同じレベルを求める場合、育成に時間とコストがかかることがあります。

  • 教育システムの構築
    誰でも一定レベルの技術を習得できるような、再現性のある教育システムの構築が課題となります。
  • 採用の難しさ
    そもそも専門分野に興味があり、高いモチベーションを持つ人材を見つけること自体が難しい場合もあります。

4. メニューの幅が狭いことによる機会損失

例えばカラー専門店の場合、カットやパーマも一緒にやりたいというお客様のニーズには応えられません。
それによって、一部のお客様を逃してしまう可能性はあります。

  • 連携サロンの検討
    近隣のカットが得意なサロンや、パーマが得意なサロンと連携し、お客様を紹介し合うといった協力体制を築くのも一つの手です。
  • 「一点集中」の覚悟
    「うちはカラーで最高の結果を出すことに集中します」という明確なスタンスを貫く覚悟も時には必要です。

専門特化型美容室を成功させるためのポイント

では、これらのデメリットを乗り越え、特化型美容室を成功させるためには何が必要なのでしょうか。

1.徹底したコンセプト設計とターゲット設定:

  • 「誰の」「どんな悩み」を解決するのかを明確にする。
  • そのターゲット顧客に響くメッセージは何かを考える。

2.圧倒的な専門性と技術力

  • 誰にも負けないと自負できるレベルまで技術を磨く。
  • 常に最新の情報を取り入れ、お客様に最高の提案をする。

3.お客様との強固な信頼関係構築

  • 丁寧なカウンセリングで、お客様の悩みや要望を深く理解する。
  • 期待を超える仕上がりと感動体験を提供する。

4.効果的な情報発信

  • ウェブサイト、SNS、ブログなどを活用し、専門性の高い情報を発信する。
  • お客様の事例やビフォーアフターなどを積極的に公開する。

5.柔軟な経営戦略

  • 市場の変化やお客様のニーズに合わせて、柔軟にサービス内容や戦略を見直す。
  • 時には勇気ある撤退や方向転換も必要になる。

まとめ:専門特化型美容室は、美容師とお客様双方にとって魅力的な選択肢

今回は、特化型カラー専門店を経営する私の視点から、特化型美容室のメリット・デメリットについてお話しさせていただきました。

確かにデメリットや注意すべき点もありますが、それを上回る大きなメリット、特に

  • 「悩みを抱えたお客様に深く寄り添い、高い満足度を提供できる」
  • 「専門性を追求することで、価格競争から脱却し、サロンの価値を高められる」
  • 「美容師自身の働き方にも自由度が生まれる可能性がある」

といった点は、これからの美容業界において非常に大きな可能性を秘めていると感じています。

もしあなたが、何か特定の技術や分野に情熱を持っていて、「もっとお客様一人ひとりと深く向き合いたい」と考えているなら、特化型美容室という選択肢は、あなたにとっても、そして未来のお客様にとっても、非常に魅力的なものになるはずです。

このブログが、あなたの挑戦を後押しするきっかけになれば幸いです。

ハマ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ハマ
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