美容室の倒産・廃業を防ぐために:経営の厳しい現実と向き合い、私が実践していること

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ハマ
美容師、美容室経営者、WEBデザイナー、ブロガー
2000年~ 美容師
2021年~ 美容室経営者
2021年~ 自店の美容室ホームページ制作
2022年  ブログ100記事達成
2023年  月間5万PV達成
      通販売上、月間平均30万達成
2024年~ ホームページ制作業開始  

美容室を経営している皆様、日々のサロンワーク、本当にお疲れ様です。
この業界は、お客様を美しくするやりがいに満ちている一方で、競争の激化や経営環境の変化など、厳しい現実に直面することも少なくありません。
「あのサロン、最近閉めたらしい」という話を聞くたびに、他人事ではないと感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は、美容室がなぜ倒産・廃業という事態に陥ってしまうのか、その主な原因を振り返るとともに、私自身がサロンを存続させるために意識し、実践している具体的な取り組みについてお話ししたいと思います。

ハマ

少しでも皆様の経営のヒントになれば幸いです。

目次

私がサロン経営で特に重視し、取り組んでいる4つのポイント

1.集客サイトへの過度な依存からの脱却:自社メディアでの集客強化

集客サイトは新規顧客獲得の一つの手段ですが、手数料の負担や価格競争に巻き込まれやすい側面も否定できません。
当サロンでは、開業当初は集客サイトも活用していましたが、徐々に自社ホームページとブログからの集客に軸足を移してきました。
具体的には、お客様が抱える髪の悩みや美容に関する疑問に応える専門的な記事、サロンのこだわりや雰囲気が伝わるコンテンツを定期的に発信しています。
また、ターゲット顧客に合わせたオンライン広告の運用も、少額からテストを繰り返しながら最適化を図っています。
時間はかかりますが、自社のファンを増やし、安定した集客に繋げるためには、こうした地道な努力が不可欠だと考えています。

2.事業形態の選択:個人事業主としての社会保険料負担への対応

法人化には社会的信用の向上や節税といったメリットがある一方、代表者一人であっても社会保険への加入が必須となり、その保険料負担は決して軽くありません。
特に小規模なサロンにとっては、毎月の固定費増加は経営を圧迫する要因となり得ます。
当サロンでは、現在の事業規模やキャッシュフローを考慮し、個人事業主として運営しています。
これにより、社会保険料の負担を国民健康保険と国民年金の範囲に抑えています。
もちろん、これはあくまで現時点での当サロンの選択であり、将来的な事業拡大やスタッフ増員の際には、法人化も視野に入れて検討していく必要があると考えています。
重要なのは、自店の状況に合わせて最適な事業形態を選択し、固定費を適切にコントロールすることです。

3.安定した人材確保と定着:ライフスタイルを尊重したパートスタッフ中心の雇用

美容業界における人材確保の難しさ、そしてスタッフの早期離職は、多くのサロンが抱える悩みです。
特に経験を積んだスタッフの独立は、サロンにとって大きな痛手となり得ます。
当サロンでは、独立志向よりも安定して長く働きたいという意向を持つパート美容師の方々を中心に採用しています。
子育て中の方や、扶養の範囲内で働きたい方など、それぞれのライフスタイルを尊重し、柔軟な勤務体系を整えることで、スタッフの定着率向上に努めています。
もちろん、技術研修や情報共有は欠かさず行い、サロン全体のサービスレベル維持にも注力しています。結果として、急なスタッフの欠員リスクを低減し、安定した店舗運営に繋がっていると感じています。

4.収益源の多角化:オンラインショップ運営によるリスクヘッジ

新型コロナウイルス感染症の拡大や自然災害など、予期せぬ事態によって実店舗の営業が困難になるリスクは常に存在します。
そのような状況下でも、サロンとしての収益を確保し、お客様との繋がりを維持するための手段を持つことは非常に重要です。
当サロンでは、数年前からオンラインショップを運営し、サロンで使用しているヘアケア商品や、オーナーが厳選した美容関連商品を販売しています。
これにより、来店が難しいお客様にも商品をお届けできるほか、実店舗の売上に左右されない収益源を確保することができました。
これは、万が一の事態への備えであると同時に、お客様との新たな接点を生み出す貴重なチャネルにもなっています。

その他、美容室経営で注意すべき主な要因

上記の取り組み以外にも、美容室が経営難に陥る要因は様々です。以下に主なものをまとめました。

経営数値の軽視・どんぶり勘定

売上、経費、利益といった基本的な数値を把握せず、感覚的な経営を続けてしまう。

不適切な価格設定

技術やサービスの価値に見合わない低価格設定、あるいは根拠のない高価格設定により、利益を圧迫したり顧客離れを招いたりする。

コスト意識の欠如

材料費、賃料、水道光熱費などのコスト管理が甘く、無駄な支出が多い。

トレンドへの対応不足

新しい技術や薬剤、顧客ニーズの変化にアンテナを張らず、時代に合ったサービスを提供できない。

IT・DX化の遅れ

オンライン予約システムや顧客管理システム、キャッシュレス決済などの導入が遅れ、業務効率や顧客利便性で他店に劣る。

サロンの強み・コンセプトの不明確さ

他店との差別化ができておらず、顧客に選ばれる理由を提示できない。

過度なオーナー依存体制

オーナーがいなければ業務が回らない状態が続き、事業承継や万が一の事態への対応が困難。

不十分な在庫管理

過剰在庫や不良在庫を抱え、キャッシュフローを悪化させる。

最後に:変化に対応し、学び続ける姿勢を

美容室経営を取り巻く環境は常に変化しています。
その中でサロンを存続させ、成長させていくためには、現状に甘んじることなく、常に新しい情報を取り入れ、学び続ける姿勢が不可欠です。

そして何よりも、お客様に心から満足していただける技術とサービスを提供し続けるという基本を忘れずに、日々のサロンワークに取り組むことが大切だと、私自身も改めて感じています。

この記事が、少しでも皆様のサロン経営の参考になれば幸いです。

ハマ

共にこの厳しい時代を乗り越え、お客様に愛されるサロンを築いていきましょう。

ハマ
美容師、美容室経営者、WEBデザイナー、ブロガー
2000年~ 美容師
2021年~ 美容室経営者
2021年~ 自店の美容室ホームページ制作
2022年  ブログ100記事達成
2023年  月間5万PV達成
      通販売上、月間平均30万達成
2024年~ ホームページ制作業開始  
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