美容室の値上げ、物価高騰だけを理由にするのは待って!お客様が離れる前に考えたいこと

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ハマ
美容師、美容室経営者、WEBデザイナー、ブロガー
2000年~ 美容師
2021年~ 美容室経営者
2021年~ 自店の美容室ホームページ制作
2022年  ブログ100記事達成
2023年  月間5万PV達成
      通販売上、月間平均30万達成
2024年~ ホームページ制作業開始  
ハマ

最近の物価高、本当に厳しいですよね…。

仕入れコストも光熱費も上がって、いよいよ美容室の料金を値上げしないと経営が…
でも、ただ『物価が上がったので』と言って、お客様は納得してくれるだろうか?離れていってしまわないだろうか?

今、多くの美容室経営者の皆さんが、こんな風に頭を悩ませていらっしゃるのではないでしょうか。

結論からお伝えします。
もしその値上げの理由が「物価高騰」だけなのであれば、少し立ち止まって考えることを強くおすすめします。

なぜなら、それには大きなリスクが伴う可能性があるからです。

今回は、物価高だけを理由にした値上げがなぜ危険なのか、そして、もし値上げをするなら、お客様にも喜ばれ、サロンの価値も高まるような方法はないのか、私の経験も踏まえて詳しくお話ししていきます。

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目次

なぜ「物価高だから値上げ」だけではダメなのか?

その理由は大きく分けて2つあります。

「じゃあ、物価が下がったら値下げするの?」という矛盾

「物価が上がったから値上げします」というロジックは、一見シンプルで分かりやすいように思えます。
しかし、考えてみてください

ハマ

もし将来的に、原材料費や光熱費が落ち着いたら、その時は「物価が下がったので値下げします」と告知するのでしょうか?

多くの場合、一度上げた価格を下げるという経営判断は非常に難しいものです。
値下げのタイミング、下げ幅、そしてそれをどうお客様に伝えるか…考えるべきことは山積みです。
もし値下げをしなければ、「物価が理由だったはずなのに、おかしいな?」とお客様は不信感を抱くかもしれません。

このように、外部の経済状況だけに価格設定の根拠を置いてしまうと、状況が変わった時に、お客様との信頼関係にひびが入るリスクがあるのです。

価格設定は、もっとサロン自身の「価値」に根差したものであるべきではないでしょうか。

お客様は「サービスの対価」にお金を払っている

考えてみれば当然ですが、お客様は「物価が上がったから、その分を負担しよう」と思って美容室に来ているわけではありません。

お客様が求めているのは、素敵なヘアスタイルになることはもちろん、美容師さんとの楽しい会話、リラックスできる空間、髪や頭皮の悩みが解消されること、自分へのご褒美としての特別な時間…など、そこで得られる「体験」や「価値」です。

それなのに、提供されるサービス内容が変わらないまま「物価が上がったので料金も上げます」と伝えられたらどうでしょう?

お客様にとっては、今までと同じサービスを受けるための「負担が増えただけ」と感じてしまう可能性が高いのです。

これでは満足度が下がり、「もっと安いお店を探そうかな」「行く回数を減らそうかな」と考えるきっかけを与えてしまいかねません。

値上げを成功させる鍵は、お客様が納得する「付加価値」

では、値上げは絶対にすべきではないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
経営を維持し、さらなるサービス向上のためには、適切な価格設定が必要です。

大切なのは、お客様が「この価格でも、このサービスを受けたい!」と納得できるだけの「付加価値」を提供することです。

その「付加価値」とは、例えば次のようなものです。

新しい技術やメニューの導入

よりダメージレスな施術、髪質改善効果の高いトリートメント、最新のトレンドを取り入れたスタイル提案など。

使用する薬剤や商品の質の向上

オーガニック認証のカラー剤、高品質なシャンプー・トリートメントへの変更など。

空間や設備の充実

よりリラックスできるシャンプー台の導入、個室の設置、こだわりのドリンクサービス、心地よい音楽や香りなど。

接客・カウンセリングの深化

お客様一人ひとりの髪の悩みに、より深く寄り添う丁寧なカウンセリング、 マンツーマン施術、アフターフォローの充実など。

つまり、値上げ分に見合う、あるいはそれ以上の「何か新しい価値」「より良くなった点」をお客様に明確に提示し、体験してもらうことが重要なのです。

私のサロンの実践例:「ウルトラファインバブル水」という付加価値

経営者さん

付加価値と言われても、具体的に何をすれば…?

と思われるかもしれません。
ここで、私のサロンでの実例をご紹介させてください。

私のサロンでも、様々なコスト上昇を受け、価格改定を検討しました。
しかし、ただ値上げするのではなく、お客様にもっと喜んでいただけることはないかと考え抜いた結果、「ウルトラファインバブル水(UFB)」を導入することにしたのです。

これは、肉眼では見えないナノサイズの超微細な泡(ウルトラファインバブル)を大量に含んだ水のことです。
このUFB水には、以下のような素晴らしい効果が期待できます。

  • 高い洗浄力
    通常の水では入り込めない毛穴の奥や髪のキューティクルの隙間まで泡が入り込み、皮脂汚れや残留シャンプーなどを優しく、しかし確実に吸着して除去します。
  • 薬剤の効果を高める
    髪表面の汚れがクリアになることで、カラー剤やパーマ液、トリートメントなどの浸透が良くなり、効果を最大限に引き出します。
  • 保湿効果
    細かい泡が髪や頭皮に水分を届け、しっとりとした潤いを与えます。ドライヤー後の手触りの違いを実感されるお客様も多いです。

導入したウルトラファインバブル水「UFBデュアル」については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ご興味があればぜひご覧ください

このUFB導入により、お客様には「今まで以上に髪がきれいになる」「頭皮がすっきりして気持ちいい」「薬剤のダメージが軽減される気がする」といった、明確な「プラスの価値」を提供できるようになりました。

ハマ

いつもと同じ施術内容なので、スタッフの負担もありません。

その上で、「より良いサービスを提供するために最新設備を導入いたしました。
つきましては…」という形で価格改定のご案内をしたところ、多くのお客様から「髪がすごくサラサラになった!」「確かに違うね!」といった嬉しいお声とともに、価格改定にもご理解とご納得をいただくことができました。

まとめ:価値を高め、お客様との信頼を深める値上げを

物価高騰という厳しい現実は、多くの美容室にとって大きな課題です。
しかし、その対応として安易に「物価高だから」という理由だけで値上げに踏み切ることは、お客様の信頼を損ない、長期的な経営にとってマイナスになりかねません。

値上げを検討するならば、それはサロンとしての「価値」を高める絶好のチャンスと捉えるべきです。

  • お客様は何を求めているだろうか?
  • 自サロンならではの強みや、提供できる新しい価値はないだろうか?
  • 価格に見合う、あるいはそれ以上の満足を提供できているだろうか?

これらの問いに向き合い、具体的な「付加価値」を生み出す努力をすること。
そして、その価値をしっかりとお客様に伝え、体験していただくこと。

それが、

お客様との信頼関係をより一層深め、厳しい時代でも選ばれ続けるサロンになるための、最も確実な道だと私は信じています。

今回の記事が、今後のサロン運営を考える上でのヒントとなれば、これほど嬉しいことはありません。

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美容師、美容室経営者、WEBデザイナー、ブロガー
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2021年~ 美容室経営者
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